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コラム


「全身全霊はもう…」最終回 ④森鴎外の「予言」
かなしきは小樽の町よ…」。明治末期に、経済活動に奔走する小樽の人々を詠んだ歌人石川啄木の話題を前回のコラムで紹介しました。啄木は上京後、文豪森鴎外と交流しています。その鴎外は明治末期、小説「青年」一節に次のような文章を残しています。 その先に生活はない…...
masahiko fukuda
8月31日読了時間: 3分


「全身全霊はもう…」その③ かなしきは小樽の町よ
経済活動に奔走 明治の小樽人 「かなしきは小樽の町よ 歌ふことなき人人の 声の荒さよ」 歌人石川啄木は、明治末期の小樽をこう詠みました。経済活動に奔走する小樽の人々を詠んだ作品です。啄木が小樽に滞在したのは、1907年(明治40年)から翌年にかけて。その前後の小樽は日露戦...
masahiko fukuda
8月9日読了時間: 3分


「全身全霊はもう…」 その② 夫源病(ふげんびょう)
退職後の夫 妻のストレスに 「男の人生、これからが勝負」…。こんな言葉が印象に残っています。勤続40年。65歳で退職した時に、ある年長の方からメールです。組織を離れても、ちゃんと目標を持って元気で張りのある生活を送れるのかどうか。本当に勝負だと自分に言い聞かせています。と...
masahiko fukuda
7月20日読了時間: 3分


「全身全霊はもう…」その① 気鋭の文芸評論家の警告
「半身(はんみ)で働く社会」を 「燃え尽き症候群は、かっこいいですか?」「全身全霊をやめませんか」…。軽やかな表現に接すると、時代の新しい風に吹かれている気がしてきます。気鋭の文芸評論家、三宅香帆さんのベストセラー「なぜ働いていると 本が読めなくなるのか」(集英社新書)か...
masahiko fukuda
7月6日読了時間: 3分


長嶋茂雄さん 「もう一つの21年」
記憶に残る2度の感動シーン 記憶に残るあの試合は、天気のいい日でした。中学1年だった 1968年、札幌・円山球場で長嶋茂雄選手のホームランを観たこ とがあります。鮮やかな一振り。ブーンと弧を描いた打球は外野ス タンドへ。球場の大歓声! 少年の心は踊りました。当時、札幌での...
masahiko fukuda
6月28日読了時間: 3分
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