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コラム

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高齢社会、シニアの生き方など幅広いテーマで

 このサイトのコラム欄では、記者時代からフィールドとしてきた高齢社会、シニアの生き方に関連する話題を小文にまとめ随時、紹介します。ただ、高齢社会の話題はそれだけでは完結しません。少子化、ジェンダー、世代間対立、情報リテラシー、多死社会、人口減少社会…。いずれも高齢社会と密接に絡んでいます。退社して余裕ができると、そう痛感するようになりました。コラムはそうしたテーマにも広げていきます。同時に歴史を振り返ることも重要です。現代社会のさまざまな問題は、戦後80年、さらには明治以来の近代化の歴史を背負っているからです。

 講演とともに、これからの活動で大事にしたいと考えているのが、コラムを書き続けることです。高齢者も元気なうちは社会の支え手として何らかの貢献を求められる時代になりました。自分に何ができるだろうか。そう考えた時、できそうなのは記者としてのノウハウ、人生経験を生かして、物ごとを多様な視点、長いスパンで分かりやすい文章にして伝えることでした。

 

 時代も後押ししてくれました。ネット環境の激変です。SNSなども普及し、誰でも気軽にネットで自分のオピニオンを発信できるようになりました。ネット上の情報発信には幾重にも慎重さが求められますが、私のような一個人にとっては大変好都合です。

 70歳を前にして最初はごく少数のコラムでスタートします。シニアの一人、北海道に生きる視点も生かして、自分なりの物語を一つ一つ積み重ねていきたいと思います。

(2025年6月)

用語のおことわり

 高齢者の基準として最もよく使われているのは「65歳以上」の区切りで、このサイトでも便宜的に、この定義を使います。ただし日本老年学会などは、高齢者の体力の若返りが進んでいるとして、高齢者は75歳からという定義を提言しています。このため、このサイトでは中高年、シニアなど基準がやや曖昧な呼称も随時、使います。

 高齢者が多い今の社会には、高齢化社会、高齢社会、長寿社会など、さまざまな呼び名が混在しています。

このサイトでは、高齢者の割合が多い現状は、基本的に「高齢社会」と呼ぶことにします。高齢化を特に強調したい場合は「超高齢社会」、平均寿命が近年のように伸びたことを強調する場合には「長寿社会」と呼ぶことにします。現状を「高齢化社会」「超高齢化社会」と呼ぶ例も散見されますが、ここでは使いません。

 その根拠の一つが国際基準です。全人口に占める高齢者の割合(高齢化率)が7%を超えると「高齢化社会」、14%超えで「高齢社会」とするのが国際的なスタンダードになっています。21%超えで「超高齢社会」と称することがありますが、必ずしも国際的な基準にはなっていないようです。また、政府は「高齢社会対策大綱」「高齢社会白書」など高齢社会の表記を使っていることも考慮しました。

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