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2023年12月3日(日)八雲町で講演

  • 執筆者の写真: 福田淳一
    福田淳一
  • 2023年12月3日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月20日

 第8回八雲町社会福祉大会が(八雲町社会福祉協議会主催)、八雲町シルバープラザ「ふれあいホール」で開かれ、記念講演をしてきました。「人生100年時代を生きるヒント」と題し、内容は寿命と健康、フレイル、孤独と社会参加などで、2025年の戦後80年を控え、八雲で終戦を迎えた作家伊藤整のエピソードも紹介しました。


講演 ワンポイント 八雲で終戦を迎えた作家・伊藤整

 あと1年あまりで2025年、終戦80年の節目を迎えます。終戦と言えば、間際の1945年(昭和20年)7月。小樽ゆかりの作家伊藤整は、東京から夫人の実家があった八雲町に疎開します。伊藤整の「太平洋戦争日記」によると、7月15日の北海道大空襲では、室蘭を標的にした艦砲射撃が噴火湾を隔てて八雲に響いたそうです。伊藤は8月15日の玉音放送を落部(おとしべ)村(現八雲町)で聞きます。


 その日を境に、防空壕が埋められ、灯火管制は不要になり、彼は「すべてが変わりつつある」と日記に書いています。召集を絶えず心配していた伊藤整にとっても、終戦は人生の大きな転機になりました。戦後、その活躍は本格化し伊藤整ブームが起きベストセラー作家に。そして1970年のノーベル文学賞の候補になったことが、2年前に報道されました。


 伊藤整が終戦を八雲で迎えて80年近く。歴史を振り返れば、明治維新と終戦は言うまでもなく、さまざまな価値観の大きな転換期でした。そして現代社会が直面しているのは、インターネットによる情報化、コロナがあっという間に世界を覆うような国際化、少子高齢化による人口減少、地球温暖化…。私たちは明治維新、終戦に匹敵するような歴史の転換点を迎えているようです。

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