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ダイジェスト 幸せな「人生のしまい方」白書

執筆者の写真: masahiko fukuda
masahiko fukuda
4 日前
読了時間: 2分

更新日:3 日前

ことわざに「立つ鳥跡を濁さず」、同じくことわざに「後は野となれ山となれ」。人生の最後の方になったら、自分で決めて整理するか、それとも、ほかの人に任せるか。あなたはどちらでしょうか?

 

「タツトリ」と「ノトナレ」で考える

そんな二つのタイプを「タツトリ」「ノトナレ」とネーミング。それぞれが幸せな人生の身じまい、しまい方をするための分析と提言をまとめた『幸せな「人生のしまい方」白書』ができました。   

 

とはいっても政府のお堅い白書ではありません。京都大学大学院教授の児玉聡さんと、日本総合研究所シニアスペシャリストの沢村香苗さんらが執筆しました。一般の出版物ではなく、ネット上で公開されています。

 

白書で紹介されているアンケート調査では、身じまいの価値観を問うと、8割強の人が「タツトリ」。でも、何らかの行動に移している人は4割弱。実際に行動しているのは、女性の方が男性より多いそうです。

白書は、「幸せな身じまい促進基本法」を提言し、人は「タツトリ」「ノトナレ」のいずれも選ぶことができ、等しく尊重されるべきだとする基本理念を掲げています。 


   (写真は秋の空。本文と関係はありません)

 

高齢者の生き方の難しさ紹介

そんな理想を掲げた白書は4章構成で91ページ。高齢者の身じまいの実態の概説をはじめ、日常生活、医療・ケア、財産、死後など分野別に課題を整理。

 

高齢者の生き方の難しさも、さまざまな実例で紹介されています。周りの支援を拒否する女性、運転免許を返納すべきか悩む男性、詐欺の被害が疑われる男性、故人の死後事務を処理する人がいない例…。といった具合。終末期の医療に関しては、韓国、台湾、イギリスと海外の取り組みも紹介しています。

 

そして高齢者の身じまいの問題は、本人だけで解決できるものではなく、周りの人や社会の支援も必要と主張。①自助(本人が行うこと)、②共助(親族や友人・知人、地域の人々などが行うこと)、③公助(国や自治体が行うこと)の役割分担を促しています。

 

「タツトリ」も「ノトナレ」も、みんなが幸せな人生の終わり方を選べる社会の実現にはどうしたらいいか。白書は、そんな課題を考える出発点になりそうです。

         ♢

白書は6月24日公開。本文はhttps://x.gd/KdOTX

または、SMBC京大スタジオ・ネット上の趣旨説明ページ

https://smbckustudio.iac.kyoto-u.ac.jp/contents-2026062403/ 下段の「ダウンロード」をクリック

 

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